フネファタフル

11×11盤のFetlar版。攻撃側が先手です。

盤面へ:フネファタフル
フネファタフルの盤面と初期配置
フネファタフルの盤面 · Ply Yard

ゲーム紹介:フネファタフル

フネファタフルでは、両側の目的が異なります。防御側は王を隅へ脱出させ、攻撃側は経路を封じて王を包囲します。王座と四隅に止まれるのは王だけです。兵の挟撃と王の捕獲では条件が異なるため、どちらも単に挟めば取れると理解してはいけません。

対象とするルール
11×11盤のFetlar版。王は隅へ脱出、捕獲には四方向包囲。シールドウォールなし
改訂日
· 編集方針と訂正

フネファタフルのルールと適用範囲

攻撃側と防御側では目的も駒数も異なる

11×11盤を使用します。黒の攻撃側は24枚の兵を盤の四辺に配置し、先手となります。白の防御側は12枚の兵と王を持ち、王は中央の王座、その周囲に兵を配置します。四隅のマスが王の脱出口です。 攻撃側は、王から隅へ通じる縦横の経路を監視して封鎖します。防御側では、すべての兵を守ることよりも、王が隅まで移動できる経路を確保することが重要です。

縦横の直線移動と特殊マス

すべての駒は、縦または横の空いているマスを任意の距離だけ移動できます。斜めには動けず、途中の駒を越えることも、駒のあるマスへ着地することもできません。 兵は空の王座を通過できますが、王座に止まることはできません。また、四隅のマスには入れません。王は王座に止まることができ、四隅へ入れる唯一の駒です。

兵の捕獲は、着手によって成立する挟撃

着手によって、敵の兵1枚を縦または横の両隣から挟むと、その兵を捕獲します。通常は自分の駒2枚で挟みますが、空の王座や隅のマスも、挟撃する一方の位置として使えます。 例えば敵の兵が空の隅に隣接しているとき、その反対側へ自分の駒を移動させて挟撃を完成すれば捕獲できます。敵駒の隣に移動するだけでは捕獲になりません。また、自分の兵を敵駒2枚の間へ移動させても、その着手で自動的に取られることはありません。 王も防御側の兵と協力して敵の兵を挟撃できます。ただし、王自身の捕獲条件は兵と異なります。攻撃側の駒2枚で挟むだけでは王を捕獲できません。

王の隅への脱出と四方向からの包囲

王が四隅のいずれかのマスへ入ると、防御側が直ちに勝ちます。隅以外の盤端へ到達しただけでは脱出と認められません。 攻撃側は王の上下左右の隣接4マスを占めて包囲すると勝ちです。王が空の王座に隣接している場合、王座を包囲の一面として数え、残る3マスを攻撃側が占めれば捕獲できます。斜めに隣接する駒は包囲条件に含めません。 本サイトでは捕獲のない着手が連続約100手に達すると引き分けです。1手は一方による1回の着手を指し、両者の着手を合わせた100往復ではありません。オンライン対局では合意による引き分けも可能です。

Fetlar版で混同しやすい条件

移動は縦横だけです。斜め移動や他の駒を越える移動はできません。王座と四隅に止まれるのは王だけです。 兵の捕獲には相対する二方向からの挟撃が必要で、隣接しただけでは取れません。王の捕獲は上下左右の包囲で判定し、斜めの駒は数えません。防御側の勝利には王の隅への到達が必要です。 本サイトの版は、シールドウォールによる捕獲、脱出要塞による勝利、駒2枚の挟撃だけで王を捕獲する変則ルールを採用しません。他のタフル系ゲームの条件を混用しないでください。

実戦での判断

兵の挟撃と、王の四方向包囲を別々に配置する

兵と王の捕獲条件を区別し、空の王座に隣接する王の例外も確認します。

王が盤端にいる局面で、二つの隅への経路と封鎖点を挙げる

盤端への到達ではなく、隅まで実際に移動できるかを調べます。

攻撃側と防御側を交代して対局し、隅への経路が最初に開閉した手を振り返る

攻撃側は封鎖、防御側は脱出経路を基準に評価し、捕獲した兵の数だけで判断しません。

間違えやすい考え方

すべてのフネファタフルで、王が盤端に達すると勝ちになる。

タフル系ゲームには複数の変種があります。本サイトのFetlar版は隅への脱出を採用し、他の版では盤端への脱出を採用する場合があります。

局面解説:隅以外の盤端では、まだ脱出は成立していない

白の王が安全に盤端のマスへ移動しました。ただし、そのマスは隅ではありません。黒の手番で、王はまだ四隅のどこにも入っていません。

この時点で、防御側はすでに勝っていますか?

解答と考え方を開く

まだ勝っていません。本稿はFetlar版の隅への脱出を採用しており、王が四隅のいずれかへ実際に入る必要があります。隅以外の盤端は脱出距離を短くすることがありますが、到達しただけでは終局しません。

攻撃側は中央だけを囲むのではなく、盤端に沿って隅へ通じる経路を確認します。盤端への脱出を認める規則や、他の版のシールドウォールによる捕獲を当てはめてはいけません。

これは学習用に設定した局面で、実戦棋譜やエンジン検証による最善手の証明ではありません。部分図は明記した条件に基づいて判断し、示されていない盤全体の事情を勝手に補わないでください。

段階別トレーニング

  1. ルールを理解する

    通常の兵を挟撃する配置と、王を上下左右から包囲する配置をそれぞれ作ってください。

    確認の基準:兵と王の捕獲条件を区別し、空の王座に隣接する王の例外も説明できます。

  2. 候補を比較する

    王が盤端にいる局面で、二つの隅への経路と、それぞれを封じる位置を挙げてください。

    確認の基準:王が盤端にいることだけで脱出と判断せず、隅へ到達できるかを確認できます。

  3. 振り返って検証する

    攻撃側と防御側を交代して1局ずつ対局し、隅への経路が最初に開いた手、または閉じた手を振り返ってください。

    確認の基準:攻撃側は封鎖、防御側は脱出経路を評価し、捕獲数だけで両側の形勢を比較しません。

よくある質問

どちらが先手ですか?

本サイトでは黒の攻撃側が先手です。攻撃側は駒数で上回りますが、四隅への経路を封じる必要があります。白の防御側は、そのうち一つでも王の脱出経路を確保できれば勝機があります。

攻撃側の駒2枚で王を挟めば捕獲できますか?

できません。本稿のFetlar版では、王を上下左右の四方向から包囲する必要があります。空の王座に隣接する王は、王座が一面を補うため、残る三方向を攻撃側が占めれば捕獲できます。

兵は王座や四隅に止まれますか?

止まれません。兵は空の王座を通過できますが、そこを移動先にはできず、四隅にも入れません。王はどちらの特殊マスにも止まれます。

自分から敵駒2枚の間へ入ると、直ちに捕獲されますか?

されません。敵の着手によって挟撃が完成した場合に捕獲が成立します。ただし、その位置が安全とは限りません。次の手で相手が別の方向から挟撃を完成できないか調べる必要があります。

王が盤端に到達すれば勝ちですか?

いいえ。本サイトのFetlar版では、王が四隅のいずれかへ実際に入る必要があります。隅以外の端のマスにいる場合、対局は続きます。

王が隅以外の盤端にいる例題の局面では、防御側はすでに勝っていますか?

まだ勝っていません。盤端への移動は脱出距離を短くすることがありますが、Fetlar版の勝利条件は隅への到達です。攻撃側は中央の包囲だけでなく、盤端に沿う隅への経路も確認します。盤端への脱出を認める版やシールドウォールの捕獲規則は適用しません。

どのフネファタフルでも、王が盤端へ到達すると勝ちになりますか?

いいえ。タフル系ゲームには複数の変種があります。本サイトのFetlar版は隅への脱出を採用しますが、別の版では盤端への脱出が勝利条件となる場合があります。採用規則を先に確認してください。

ルールを確認したら、一局指してみましょう。

まずは小さな課題を一つ決め、勝敗よりもその確認を優先します。一手ずつの振り返りを次の学習につなげましょう。

対局を始める:フネファタフル

ルールの出典と編集上の注記

  1. Ply Yardの現行フネファタフルルール

    本稿が対象とする盤面の仕様と基本操作を確認する資料です。本サイトの説明を、すべての競技規則に共通する規定とは扱いません。

本稿は、対象の盤面のルール説明に、学習用の局面と練習を組み合わせたものです。基本ルール、版による違い、実戦上の助言を区別しています。ルールの説明は上記資料を参照していますが、教材がエンジンの全探索や専門棋士による認証を受けたという意味ではありません。

執筆:Ply Yard。氏名を明示した専門棋士による独立した校閲は未実施です。誤りを見つけた場合は、ゲーム名、規則の版、局面、参照条項を添えて次のアドレスへご連絡ください: contact@plyyard.com。

ほかのゲームを読む