ゲーム紹介:ヘックス(Hex)
ヘックスの目的は、地を囲むことや石を取ることではなく、指定された二つの対辺をつなぐことです。ブリッジなどの形は、実際の連結と相手の応手を読んで評価します。幾何学的に近いだけの石を、すでに連結した経路とみなしてはいけません。標準の盤では、全マスが埋まっても引き分けにはなりません。
- 対象とするルール
- 11×11のHex。黒は左右、白は上下の対辺をつなぐ
- 改訂日
- · 編集方針と訂正
ヘックス(Hex)のルールと適用範囲
目的は自分の二つの対辺をつなぐこと
黒は左右の対辺、白は上下の対辺をつなぎます。置いた石は移動せず、捕獲もありません。自分の石が途切れずに続く経路を作り、指定された二つの辺を先につないだ側が勝ちです。 石を多く取ることや、広い地を囲むことが目的ではありません。自分の担当する対辺を確認してから着手します。
11×11盤で、空いている六角マスに1個ずつ置く
本サイトの盤は11×11で固定されています。黒が先手で、以後は交互に空いている六角マスへ石を1個置きます。一度置いた石を動かしたり、取り除いたりすることはできません。 AI対局では黒の先手か白の後手を選べます。同一端末での対局とオンライン対局でも、二人が手番に従って着手します。
六つの隣接方向と、各色の目標辺
左右の濃色の辺は黒、上下の淡色の辺は白の目標です。同色の石が置かれたマス同士で一辺を共有していれば、つながっていると判定します。 六角マスでは、見た目に斜めの位置関係でも、辺を共有していれば隣接します。正方形の盤の上下左右だけに限定して判断しないでください。黒は左右、白は上下へ、この隣接関係を使って経路を伸ばします。
連続した石の経路が成立すると即時勝利
自分の二つの対辺を、同色の石が途切れずに続く経路で結ぶと勝ちです。経路は直線である必要はなく、曲がったり迂回したりしても構いません。 標準のHexでは、盤がすべて埋まれば必ずいずれかの側の連結が成立するため、満盤による引き分けはありません。本サイトでは、どちらかが連結を完成した時点で直ちに対局を終了します。
実戦での判断
中央のマスで、辺を共有する六つの隣接マスと黒の目標辺を示す
正方形の盤の4方向や8方向の隣接関係を使いません。
二つの候補経路を配置し、両方が通る重要な空きマスを探す
共通の1点が、相手による分断点になり得ることを確認します。
終局図で、勝利した連結経路をマスごとにたどる
指定された二つの辺に到達する、実際の同色の石の連続を示します。
間違えやすい考え方
ヘックスは囲碁と同じく、囲んだ空き地の広さで勝敗を決める。
ヘックスは、指定された二つの対辺の連結が成立したかで勝敗を決めます。地の得点計算はありません。
局面解説:近くにあることと、実際につながっていることは別
二つの黒の石の集団の間に、空の六角マスが1個あります。他にこの二つを結ぶ黒の経路はありません。白の手番です。
二つの黒の集団は、すでにつながっていますか?
解答と考え方を開く
つながっていません。実際に置かれた黒石が、辺を共有するマスを連続して占める必要があります。空きマスを黒石として数えることはできません。白がそのマスを占めれば候補の連結は変わりますが、他の迂回経路も確認します。
ブリッジは潜在的な連結関係であり、規則上すでに連結している経路ではありません。無条件に成立した連結、相手の着手に応じて維持できる連結、1点への着手で分断される経路を区別して判断します。
これは学習用に設定した局面で、実戦棋譜やエンジン検証による最善手の証明ではありません。部分図は明記した条件に基づいて判断し、示されていない盤全体の事情を勝手に補わないでください。
段階別トレーニング
ルールを理解する
中央のマスで、辺を共有する六つの隣接マスと黒の目標辺を示してください。
確認の基準:正方形の盤の4方向や8方向の隣接関係で連結を判断しません。
候補を比較する
二つの候補経路を配置し、両方が通る重要な空きマスを探してください。
確認の基準:共通の1点が相手の分断点になり得ると説明できます。
振り返って検証する
終局図を振り返り、勝利した連結経路をマスごとに示してください。
確認の基準:指定された二つの辺へ到達する、同色の石の連続した経路を証拠として示せます。
よくある質問
ヘックスと六角チェスは同じゲームですか?
違います。ヘックスは石で二つの対辺をつなぐゲームです。六角チェスは複数の駒種を使うチェスの変種で、この盤では扱いません。
斜めに見えるマスも、つながっていると数えますか?
辺を共有していれば数えます。六角マスには六つの隣接方向があり、上下左右だけで判断することはできません。
パスして相手へ手番を渡せますか?
通常の着手ではパスできません。本サイトのAI対局では、初手の直後に後手が色を交換する選択肢が表示されます。これはスワップルールによる選択で、通常の手番を単に飛ばす操作ではありません。
なぜ初手を中央から少し外すことがあるのですか?
中央付近の石は、黒・白どちらの目標辺に対しても役立ちます。初手を見た後手がスワップを選び、その色を引き受ける場合があるためです。色の交換を考慮して、先手は中央から少し外した位置も検討します。
例題の二つの黒の集団は、すでにつながっていますか?
つながっていません。実際に石の置かれたマスが辺を共有して続く必要があり、空きマスを黒の経路の一部として数えることはできません。白がその空点を占めれば候補経路は変わりますが、他の迂回経路も調べます。ブリッジなどの潜在的な連結と、すでに成立している経路は区別してください。
囲碁のように、囲んだ空き地の広さで勝敗を決めますか?
決めません。ヘックスの勝利条件は、自分に指定された二つの対辺をつなぐことです。地の得点計算は行いません。
ルールを確認したら、一局指してみましょう。
まずは小さな課題を一つ決め、勝敗よりもその確認を優先します。一手ずつの振り返りを次の学習につなげましょう。
対局を始める:ヘックス(Hex)ルールの出典と編集上の注記
- Ply Yardの現行ヘックスルール
本稿が対象とする盤面の仕様と基本操作を確認する資料です。本サイトの説明を、すべての競技規則に共通する規定とは扱いません。
本稿は、対象の盤面のルール説明に、学習用の局面と練習を組み合わせたものです。基本ルール、版による違い、実戦上の助言を区別しています。ルールの説明は上記資料を参照していますが、教材がエンジンの全探索や専門棋士による認証を受けたという意味ではありません。
執筆:Ply Yard。氏名を明示した専門棋士による独立した校閲は未実施です。誤りを見つけた場合は、ゲーム名、規則の版、局面、参照条項を添えて次のアドレスへご連絡ください: contact@plyyard.com。



