ゲーム紹介:ナイン・メンズ・モリス
ナイン・メンズ・モリスは、常に線に沿って駒を動かすゲームではありません。配置、通常移動、三枚でのフライングでは合法な行動が異なります。また、ミルができた後に相手の駒を取るところまでが同じ手番です。ミルの完成だけで相手へ手番を渡さず、取りの制限も確認します。
- 対象とするルール
- 24点のナイン・メンズ・モリス。配置後、三枚になった側にフライングを認める版
- 改訂日
- · 編集方針と訂正
ナイン・メンズ・モリスのルールと適用範囲
三つの段階で、できる行動が変わる
ナイン・メンズ・モリスでは、配置、通常移動、フライングの三段階を区別します。配置中は手元の駒を一枚ずつ空き点へ置き、盤上にある駒を動かすことはできません。双方が九枚ずつの配置を終えると、盤の線に沿う通常移動へ進みます。 配置終了後に自分の駒がちょうど三枚になった側は、フライングが可能になります。その側は、盤上の自分の駒一枚を任意の空き点へ移せます。相手も同じ段階になるとは限りません。相手が四枚以上を持つなら、引き続き通常の隣接移動を行います。 手元にこれから置く駒が三枚残っていることと、配置後の盤上に三枚だけ残っていることは別です。段階を先に確認してから、その手で可能な行動を比較してください。
一手の完了:ミルを作ったら、相手の駒を取ってから手番を渡す
自分の駒を一枚配置または移動した後、新しくミルができたかを確認します。ミルとは、盤に定められた一本の線の三点を、同じ側の駒で埋めた形です。 ミルができた場合は、合法な相手の駒を一枚取り除くところまでが同じ手番です。三枚を並べただけで、相手へ手番を渡すことはできません。ミルができなければ、その配置または移動で手番を終えます。 盤面で自分の手番が続いているときは、新しい配置や移動を試す前に、駒を取る操作が残っていないかを確認します。取る対象にも制限があり、相手の駒なら何でも選べるわけではありません。
24の点と16のミル:見た目の近さではなく、盤の線で判断する
盤は三重の正方形と、その各辺の中点を結ぶ四本の線でできており、駒を置ける点は二十四あります。駒はマスの中ではなく、その点へ置きます。途中に別の点を挟まず、一本の線で直接結ばれた二点だけが隣接点です。 ミルを作れる線は十六本あります。三つの正方形それぞれの四辺で十二本、正方形の中点を結ぶ線が四本です。そのいずれかの三点を自分の駒で埋める必要があり、斜めに三枚が見えてもミルにはなりません。 対象の盤面では、その手で選べる点が表示されます。配置では空き点を選び、移動では自分の駒を選んでから合法な移動先を選びます。画面上で近く見える点でも、直接の連結がなければ通常移動では進めません。
配置段階:九枚を置き終えるまでは、盤上の駒を動かさない
最初は盤が空で、双方が交互に手元の駒を一枚ずつ空き点へ置きます。双方とも九回の配置を終えるまで、この段階が続きます。盤上の駒が動けない形でも、配置中にその駒を移動させることはできません。 例えば、外側の正方形の左上と上辺の中点に白駒があるとき、右上へ白駒を置くと、上辺の三点でミルを作れます。白は合法な黒駒を一枚取ってから手番を終えます。 この盤面では、一回の配置で二つのミルが同時にできても、取る相手の駒は一枚です。同時に複数のミルを作る場合の処理を、別の変則ルールから持ち込まないようにしてください。
駒を取る制限:ミルの外に相手の駒があれば、そこから選ぶ
配置や移動で新しいミルを完成させたら、相手の駒を一枚取り除きます。相手にどのミルにも属していない駒が残っている場合は、そのような駒の中から選ばなければなりません。 相手の残る駒がすべてミルに属している場合に限り、ミルの中の駒を取れます。取りたい駒がミル内にあるのに選べないときは、相手にミル外の駒がないかを確認してください。 対象の盤面は、その時点で取れる駒を示します。ミルを作る着手が合法であることと、続けて選んだ相手の駒を取れることは別の条件です。取りの操作まで確認して、一手を完了させます。
通常移動と三枚でのフライング:移動後もミルと取りを確認する
双方が九回の配置を終えると、自分の駒一枚を、盤の線で直接つながる隣の空き点へ動かします。途中の点や駒を飛び越すことはできません。 配置終了後、自分の駒がちょうど三枚になった側だけは、任意の空き点へ移動するフライングを使えます。移動先は隣接していなくてもよく、途中の駒も障害になりません。四枚以上ある側には、この自由移動を認めません。 どちらの移動でも、新しくミルができれば、合法な相手の駒を一枚取る必要があります。既存のミルから一枚を動かして崩し、後の手番で戻してミルを作り直すこともできます。ただし、移動先の空きと、各回の取りの対象をその都度確認します。
終局:駒が三枚未満になるか、合法な移動がなくなる
配置段階が終わった後、自分の駒が三枚未満になるとミルを作れなくなるため、負けです。また、自分の手番で合法な移動が一つもない場合も負けになります。盤上の駒数だけでなく、現在の段階で移動先があるかを調べてください。 相手を封鎖する手を評価するときは、残る枚数によって相手にフライングが可能になるかも確認します。通常移動なら動けない配置でも、ちょうど三枚の側には任意の空き点への移動が認められます。 オンライン対局では、引き分けの申し出を相手が受け入れて終えることもできます。本稿は、対象の盤面で示される基本の勝敗条件を扱い、別のルールでの反復局面や引き分けの裁定まで一律に断定しません。
実戦での判断
配置・通常移動・フライングの合法手を分けて確認する
同じ盤面を使って、それぞれの段階で可能な行動を示します。手元の残り枚数ではなく、配置終了後の盤上の駒がちょうど三枚になった側だけにフライングを適用できることを確認してください。
共有点を使う二つのミル候補を比較する
一つの空き点を共有する二つの線に、それぞれ二枚ずつ自分の駒を置いて、共有点への配置で両方のミルが完成するかを調べます。その点を相手が先に埋められるかも検討し、ミルの本数と一手で取れる駒数を混同しないようにします。
封鎖を調べるときは、相手の次の合法手を列挙する
一つの封鎖局面を振り返り、相手の各駒が次にどこへ動けるかを記録します。勝敗の判断では、動けないことと、駒が三枚未満になることを併せて見ます。自分のミルの数だけでは、相手を止められた証明になりません。
間違えやすい考え方
ミルを作れば、相手のミル内の駒を自由に取れる。
相手にミル外の駒が残るなら、その中から取る必要があります。対象の盤面では、相手の残る駒がすべてミルに属しているときだけ、ミル内の駒を取れます。
局面解説:ミルを完成させたら、取りまで終える
配置段階です。自分の駒がa1・d1にあり、g1は空いています。相手のd2の駒はミルに属していません。他の駒は、この外側の辺の線に影響しないものとします。
自分がg1へ駒を置いたら、そのまま相手へ手番を渡せますか?
解答と考え方を開く
渡せません。a1—d1—g1でミルが完成するので、合法な相手の駒を一枚取る必要があります。この例では、ミルに属していないd2の駒を取れます。同時に二つのミルができる場合の変則処理は、この部分図の対象に含めません。
見た目の駒数よりも、現在の段階と手番を完了する条件を先に確認します。二つのミルを交互に崩して作り直せる形は、繰り返し取りの脅威を作る可能性がありますが、各回の移動と取りが合法かをその都度調べなければなりません。
これは学習用に設定した局面で、実戦棋譜やエンジン検証による最善手の証明ではありません。部分図は明記した条件に基づいて判断し、示されていない盤全体の事情を勝手に補わないでください。
段階別トレーニング
ルールを理解する
同じ盤面で、配置、通常移動、フライングの各段階における合法な行動を示します。
確認の基準:配置後に盤上の駒がちょうど三枚になった側だけに、本稿のフライングを適用すること。
候補を比較する
一つの点を共有する二つの線に、それぞれ二枚の駒を置き、共有点への配置で両方のミルができるかを比較します。
確認の基準:配置中に相手が共有点を先に占める可能性も検討できること。
振り返って検証する
封鎖した局面を一つ振り返り、相手が次の手番で動かせる駒と移動先を列挙します。
確認の基準:勝敗の判断に、合法手がないことと駒が三枚未満になることを含め、ミルの数だけで判定しないこと。
よくある質問
自分の手番では、最初に何を操作しますか?
配置段階では空き点を直接選びます。通常移動では自分の駒を選び、それと線で直接つながる隣の空き点を選びます。フライングが可能な段階では、移動先として任意の空き点を選べます。対象の盤面に表示される候補は、その手で選べる合法な場所です。
ミルを作ったのに、なぜ自分の手番が続いていますか?
ミルを作った後の取りも、同じ手番に含まれるからです。取ることが認められた相手の駒を一枚選んで取り除く必要があります。それを終えてから、相手へ手番が移ります。
相手のミルの中にある駒を取れますか?
相手の残る駒がすべてミルに属している場合に限り、ミルの中の駒を取れます。ミル外の駒が一枚でもあるなら、そちらから選ばなければなりません。
手元にこれから置く駒が三枚残ったら、フライングができますか?
できません。双方が配置を終え、その後、自分の盤上の駒がちょうど三枚になった場合にフライングが可能です。手元に未配置の駒がある間は配置のルールに従い、盤上の駒を動かしません。
教材でg1に置いた後、そのまま相手へ手番を渡せますか?
渡せません。a1—d1—g1でミルが完成するので、合法な相手の駒を一枚取り除く必要があります。例のd2は相手のミルに属していないため、取る対象にできます。この教材は、同時に二つのミルを作る変則処理を検討するものではありません。現在の段階と一手の完了条件を先に確認し、ミルを繰り返し作る場合も、その都度合法な取りを調べてください。
ミルを作れば、相手のミル内の駒も自由に取れますか?
いいえ。相手にミル外の駒がある場合は、そこから取る必要があります。対象の盤面では、相手の残る駒がすべてミルに属している場合に限り、ミル内の駒を取れます。ミルを完成させたことだけで、この保護条件がなくなるわけではありません。
ルールを確認したら、一局指してみましょう。
まずは小さな課題を一つ決め、勝敗よりもその確認を優先します。一手ずつの振り返りを次の学習につなげましょう。
対局を始める:ナイン・メンズ・モリスルールの出典と編集上の注記
- Ply Yardの現行ナイン・メンズ・モリスルール
対象となる盤面の仕様と基本操作を確認する資料です。プラットフォームの説明は、すべての競技規則を網羅するものではありません。
本稿は、対象の盤面のルール説明に、学習用の局面と練習を組み合わせたものです。基本ルール、版による違い、実戦上の助言を区別しています。ルールの説明は上記資料を参照していますが、教材がエンジンの全探索や専門棋士による認証を受けたという意味ではありません。
執筆:Ply Yard。氏名を明示した専門棋士による独立した校閲は未実施です。誤りを見つけた場合は、ゲーム名、規則の版、局面、参照条項を添えて次のアドレスへご連絡ください: contact@plyyard.com。



